50代でセミリタイアしたキャリコンのはなし

50代でセミリタイアし自由な働き方を選びました

主夫は恥ずかしいのか、の葛藤

セミリタイアという言葉があるから、便利なのですが、世間一般でいうと、私は無職者となりますね(自虐ではなく)。

 

それは覚悟で退職したのだから、とやかく言うこともないのですが、周りからどう見られるだろうか、と気に病むタイプの私は堂々と主夫と割り切ることもできないわけです。これも昭和的価値観なのかもしれませんが。

 

ちなみに、奥さんは仕事をしてますので、ご飯などはほぼ私が作っており、概ね主夫であるのが実態です。

ただ、やってみると案外、自分に向いているのかも、というところもあり、興味深く感じています。「料理にハマる」というのでもなく、ほぼ料理なんてやったことない自分が、ネットで得た情報に自分なりのアレンジを加えて完成イメージを頭に描き、工程を考え、材料を揃え、実行していく、というのが、自分の仕事脳を刺激してるような気がします。

 

そして、完成すると温かいうちに食べてもらいたい、という欲求が湧き、なかなか卓につかない子供を見て少しイラっとしてしまったりします。「はぁ、なるほど、奥さんが普段感じてた不満はこういうところにもあるのだな」とベタな気付きがあったりします。

 

キャリコンで教えるキャリア理論家にスーパーという人がいます。

簡単に言うと「職業だけではなく、全ての人生経験はキャリアなのだ」と説いています。やはり、その立場でやってみないと、実感できないこともあるもんだと感じてる今日この頃です。

 

翻って、こういう主夫をしてみての学びもある以上、それを恥ずかしいというのはちょっと違うのかなとも思ったのでした。。。