50代でセミリタイアしたキャリコンのはなし

50代でセミリタイアし自由な働き方を選びました

映画「ミステリと言う勿れ」を観ました

実は、サラリーマン時代に忙しくて録り貯めしたテレビ番組を、今、せっせと観ています。その中の一つが、菅田将暉さん主演の「ミステリと言う勿れ」。約1年間、寝かしてました。

 

菅田将暉さん、ファンの方も多いと思いますが、いい役者さんですよね。役柄ごとに全く別人になれる、あの演技力は素晴らしいです。という事で、「ミステリと言う勿れ」もずっと気になっていたのでした。

 

テレビシリーズは、犬堂愛珠の死の謎を巡る兄(原作では弟だそうです)我路たちの探索の旅と、主人公、久能整が稀有な体験をしながらも、飛び抜けた観察眼で様々な事件を解決に導く様が並行して描かれていました。最後には個別の事件に関連性を持たせていく、とても良くできたドラマでした。

 

本題の映画のお話。はっきり言って、かなり見応えありました。上映時間のだいぶ前にトイレに行った私は、家内に言われて早めにシアターに入りました。なので、映画の最中にトイレに行きたくならないか、心配だったのですが、なんのなんの、そんな事を忘れてしまうような面白さでした。ストーリーに触れるのは差し控えますが、本丸の謎解きで全てを明らかにするパターンではなく、話の途中で当初に設定された謎を解き、修正してから本当の謎を解明していくストーリー展開。ダレる事なく、集中力を続かせるいい構成だと感じました。犬神家のオマージュらしく、その雰囲気を醸し出す演出は、私の年代だとキュンキュンしますね。キュンキュンついでですが、松嶋菜々子さんや、鈴木保奈美さんなどの起用も、嬉し楽しでした。

ドラマ版を観てると、久能君が引っかかるであろうポイントを自然と探してしまうのですが、映画でも色々用意してくれてます。それらを丁寧にしっかり回収してくれるところも、観てて心地良かったです。

 

最近、いくつかのドラマを観て、伏線が放ったらかしになる経験が多かったので、スッキリとカタルシスになりました!