50代でセミリタイアしたキャリコンのはなし

50代でセミリタイアし自由な働き方を選びました

資格へのスタンス

キャリアコンサルタント界隈でよく聞くお話です。

 

キャリアコンサルタントと名乗るには、国家資格を取得しないといけません。資格を取得するには、3年以上の実務経験者(詳細要件あり)が試験(学科・実技)に合格する必要があります。但し、実務経験がなくても、認定された養成学校で訓練を受けることで受験資格を得ることが可能です。

ちょっとググって頂ければ分かるのですが、このキャリアコンサルタントという資格の世間の評判がよくないのです。相談に乗ってもらった方の評判ではなく、資格保持者からの評判が。

一言で言うと、「高いカネを払って養成学校で勉強して、苦労して取った資格なのに、全然仕事がないじゃないか」というもの。私が知っているキャリコンの間でも、しばしば話題になります。一方で、キャリコンを専業にして、「喰っていけてる」方も多くいます。

私はどうかというと、今のところ「喰っていけてる」キャリコンではありません(笑)。しかし、これを専業にしていることは楽しいです。

 

思うに、この手の資格とは付き合い方にコツがいるのでしょうね。つまり、初めから、収入源というよりやりがいのために資格を取るんだと捉えること。または、収入源としたいなら、相当な量の研鑽とアピール、情報発信や人脈形成などを行う覚悟を持つ、ということでしょうか。

釣りで言い換えれば、高い竿を買って、道具の手入れを怠らないだけでは、魚は釣れなくて、どこに魚がたくさんいるのか、何時ごろが良く釣れるのかを入念に調べられる人が釣果を得られるということなのでしょうね。そこまでは難しいなら、1日で1、2匹しか釣れない、その時間を楽しむというモードにした方が、良さそうです。お金をかけて、やたらと資格の種類を増やそうとするのは、色んな仕掛けを買って満足してしまうのと似てる気がします。資格ビジネスに惑わされてはいけません(笑)。